株って何・・・??

2005年10月14日
楽天がTBSの株を大量取得し、経営統合の話を持ちかけ波紋を呼んでいる。はたまた、村上氏率いるM&Aコンサルティング(通称:村上ファンド)がプロ野球球団・阪神タイガースの親会社、阪神電鉄の筆頭株主になって、球団の株式を公開するよう提案している。ファンから広く出資を募って、球団経営を活性化すべきだという主張しているといい、これまた波紋を呼んでいる。以前前には、ニッポン放送とライブドアの株の話もあった。

ニッシーも以前は就職活動で金融業界を周っていたこともあり、またファンドにも一時期興味を持っていたし、ニッシーの友人では株を実際にやっている人もいるので、この話題には最近興味はあり、新聞の経済面はよく目を通している。しかしながら、現在の日本の株はニッシーの思っている株とは違った感覚になっているのでは?と思わざるをえないところがある。

まぁ〜当たり前と言われてしまえばそれまでなのだが現在の日本における株というのはいわゆる『マネーゲーム』金儲けのためだけにあるのではないかと私は危惧している。もちろん、ファンドや証券会社というのは儲かるのが商売であるし、そういう意味ではよりいい株、儲かりそうな株を買おうと言う動きが出てくるのは自然な流れかもしれない。

しかし、それが本来の株のあるべき姿なのだろうか。ここ数年で株というのは金持ちの道具になってしまっている気がしてならない。そもそも株って何なのかって根本的なところを考えてみると私の持論はその企業を応援するために買うものではないのかなという気がする。

例えば、株式会社Aと言う会社がとても気に入っている人がいたとする。その人はその会社を応援したい、A社に貢献しようと思うから株を買ってA社を応援する。これがニッシーの考えている株の考え方だ。

最近のニュース等を見ていると株って本当は何なのかな?と言う風に思ってしまう。もちろん中には、そこの会社の製品が好きだから、そこの会社を応援したいからそういう意味で株を買う人もいることだろう。しかしながら、株を買う人がそこの会社にどれだけ思い入れているかどうかと言うのはともかく、ただ金儲けしたいから、なんとなく儲かりそうだからと言う理由で会社の株を買っている人って結構多いのではないのかな。それって、本当にそこの会社のことをよく分かっているのですか?本当にそこの会社を応援しているのですか?とニッシーは疑問符を打ちたくなる。現に、阪神電鉄問題や、ニッポン放送の問題の時にはその点がとり正された。

株って本来金儲けの道具ではない気がする。ただ、純粋にここの会社が好きだから、応援したいからと言う理由で株を買っている人はどれくらいいるのだろう。金儲けのためのみに執着している人がいるのなら、そういうのって株って言うのかな〜と思ってしまう。

結果論であるが、一時期先物取引行や証券会社も就職活動で周っていたニッシーであるが就職しなくてよかったと思う。少なくともニッシーは株は出来ない。出来たとしても本当に純粋な意味でここの会社を応援したいということで株を買うと思う。金儲けの道具ではなくて。

やはり、先の衆議院選以降、日本はどんどんと強いものだけが生き残っていく。そして、要領のいい人が生き残る。金持ちが全て、お金があれば何でも出来る。そんな時代が来てしまっている気がする。私は恐くてたまらない。日本にどんどん魅力がなくなってくる。株の本来のあるべき姿ってこんなものなのだろうか。日本国民の良心を期待したい。

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