試験勉強って・・・

2003年10月1日
ニッシーは大学4年生。大学4年生と言えば、卒業後の進路とかも考えなければならない。ニッシーは幸いにも大学院に進学が決まった。まぁ〜身内の大学院なのでそんなに受験勉強というものはしなくても合格できました。もちろん、大学院生になったら必死に頑張りたいと思っています。

この就職活動。色々と考えさせられます。友人などの話を聞いているとすぐに決まっちゃった人もいれば、ずっと就職活動している人もいたり、その姿は人さまざま。中でも、ニッシー感心するのは教員志望・公務員(国家一・二種、地方上級)志望の人。話を聞くとすごく大変そうです。

教員、公務員志望の人は双方とも試験があるからね。その試験がまたすごい。倍率が高くて、実際にその仕事につけるか分からない。なので、そういう人たちは3年のころから勉強をしていないといけないし、予備校なんてものもあるからね。ようは、試験ですよ。試験勉強をしなければならないのです。

ニッシーは、『試験』というものがあまり好きではない。特に、大学入試・高校入試・教員採用試験・公務員試験の類は。もっとも嫌いだ。これらの試験は、「落とすこと」しか考えていない試験だからだ。その人がどういう人かとか、将来の可能性とかそういうものは、あまり考えない。そもそも、これらの試験は合格さえしてしまえば良いので、試験でやったことが実際に合格して仕事についてから役に立つとか、そういうことはあまりない。なのに、皆合格したいがために試験勉強をしなければならない。

それは、ニッシーだって一応高校入試、大学入試を経験しているし、それなりに勉強はした。高校入試、大学入試は結構勉強した。高校入試は、追い込みの時期に毎日かなり勉強してたし、大学入試は数学系志望だったから数学の勉強は、高校2年生のころから勉強をしていた。試験では、一応それなりに勉強した成果はあった。

しかし、入学してからはどうだろう。高校入試のときはさほど意識していなかったのだが、大学入試はすごく思った。大学入試を終えて、実際に大学に入ってしまうと「今までの自分はなんだったのか。」と思わされることがあった。実際に入学して、見えてくるものがあった。色々なものが見えてきた。ものの考え方とか、今までとは違った授業形式とか、人間関係とか、アルバイトとか、お酒とか。それは、試験では教えてくれないことばかりだった。そういうのを考えると、入試というのは狭い視野の中での戦いだよな。大学という広い視野の中では、狭い視野で活かされたことはさほど役にはたたなかった。

ニッシーは、おそらくもうあんな試験勉強できないよな〜。1日10時間とか結構やっていた時期もあったけど、今から考えるとよくあんなの勉強したなって感じです。もう〜、出来ないよな。それよりも大切なことがあるんじゃないか?とか思ってしまう。逃げの発言かもしれないけど。


合格=ゴールではない。まぁ〜教師とかがこういう言葉をよく使うが、まさにそうだと思う。合格したというのは、そこからまた新たな始まりになるのだ。高校・大学の場合は、試験勉強なんかよりも、実際に入学してからの勉強、人との触れ合い、仲間との携わりを大切にしてほしいし、教員、公務員試験の場合は、合格してから本当の試練が待っています。教員になったから万々歳ではないのです。そこから、自分の持ち味を発揮し、市民と生徒と触れ合っていくことによって、自らの輪を大きくしていってほしいです。

それに、今の試験は「つまらない」やっていてもその魅力・面白みがあまり感じられません。これは、私の友人も結構漏らしていますね。一応、面接試験とやらもやっているそうですが、この間教員採用試験の面接試験の問題を聞いたのですが、すごいですよ。何?この問題?って感じで。

『トイレ掃除を嫌がっている生徒がいます。トイレ掃除をさせるように5分以内で黒板を使って、説明してください。(ある県の実際に今年出された面接試験より)』

試験官が、生徒役に扮するそうですが、第一トイレ掃除をさせるのになぜ、黒板を使わなければならないのか?掃除の時間なのに黒板なんか使ったら、黒板が掃除できない。それに、生徒にトイレ掃除をさせるようにするために、なぜ5分間という時間を設けるのか?生徒役は大人だから、ありきたりの言葉を発するのだろう。

こんな矛盾を思いつつ、おそらく職員の人も
「こんなばからしい・・・」とか思っているんだろうな〜(苦笑)

ま、ようは試験と言うのは視野の狭い中での戦いというわけです。実際に合格したらこれ以上に視野が広くなるのにね。受験者にはぜひとも自分を見失わないでしっかりとした目標を持って、試験をしてほしいです。ただ、なんとなく・・・っていう人は、合格してから大変になるでしょう。

だからと言って、今の試験をやめるのか?ってなるとう〜〜〜んそれも難しいしね。どうなんだろうな、試験と言うのを合格のための最低ラインとしたらいいのかもしれないですね。あくまでも最低ラインだからボーダーはそれほど高くしないで、合格してから、これくらいは知っておいてほしい。と言うのを試験に出せばいいのかもしれないですね。後は、合格してから色々と身につければ良いと思います。実際に、ニッシーが受けた大学院試験はそんな感じだったし。だから、合格できたのかな。(笑)

とにかく今の試験は視野が狭い。ぜひとも、受験する人は自分を見失わないで、自分の将来の目標をしっかり持って、試験をしてほしいと思います。そして、合格してからが本当のスタートなのです。自分の夢がかなったのですから、ぜひとも頑張っていただきたいです。

私の友人も教員採用試験を受けています。すごく教員になりたいって熱心な人。現在、結果待ちだそうですが、ぜひとも受かってほしいですね。こういう熱心な人に、光が浴びますよう。

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