かもしれない運転

2003年7月1日
本日午後2時30分ごろのことです。私が大学生協内にいたとき、外で車のクラクションがなりました。

私の通っている大学は、構内は交通ルールなどはっきりいって無法状態。特に生協前は、道路上にはたくさんの自転車や学生たちでごった返しています。なので、まぁ〜この運転手も危ないという意味を込めてクラクションを鳴らしたものだと思うのです。

ところが、その後その車の運転手が突然車を止め降りてきて、クラクションを鳴らした対象の女子学生2人に対して、「危ないじゃないか!ひくところだったぞ。ぶつかってしまうではないか。」と女子学生2人に対してすごい剣幕で怒り出しました。該当の女子学生は自分が何で怒られているのかよくわかっていない状況で、「すいません。」とは言いましたが、その後「何で怒られなきゃいけないの。」と首を傾げていました。さらに、周りでその様子を見ていたほかの学生も「何で怒ってるの?」と少々疑問気味の様子でした。

私はその様子を一部始終見ていたわけではないので、状況はわかりかねますが私も少々このドライバーの怒りにははなはだ疑問を感じます。また、そのドライバー車をよく見たら通年入校許可証を携帯していました。おそらく大学教授か職員の人だったのでしょう。

私は同じドライバーとしてこのドライバーのとった行動はおかしいと思います。確かに歩行者にも責任はあるとは思いますが、この対処だと大学内に入ってくるすべての車のドライバーが学生に対して、怒り出してしまうことになるからです。

確かに、大学内の交通ルールやマナーは決していいものとはいえません。特に昼休みのときは、学生が道路を占拠して車はほとんど通れないという状況もしばしばです。しかしながら、それが大学内の現状なのです。そして、日本の法律では歩行者が最優先されるはずです。もちろん、いきなり歩行者が飛び出してきて、それで接触しそうになったとしたらドライバーがとっさにでてきて、「あぶね〜じゃねいか!」と歩行者に対して、罵声を浴びせることはわからなくもないですが、本件の場合そのような状況ではなく、この女子学生2人は普通に道路上を歩いていただけだと思われます。

しかも、このドライバーはおそらく大学職員もしくは教授です。このような状況は日常茶飯事で見てきているはずです。だからこそ、大学内の交通事情はよく知っているわけで、逆に「気をつけて運転しよう」という気持ちになるのではないでしょうか。私も、たまに大学内を車で走行することがありますが、大学内の交通事情の悪さには甚だあきれております。しかしながら、それが現状と思い、大学内ではとにかく安全運転を心がけています。

つまり、大学内においては歩行者が多数いるので、構内を走るドライバーは、特に安全運転をしようと思うはずなのです。それなのに、このドライバーは自分勝手に自分の思うように行かなかっただけで、その責任を女子学生に転嫁するのはひどいと感じます。

また、この人は怒りの矛先が違っています。もしも大学内の交通事情について疑問に感じているのなら、女子学生ではなくて大学側にそのことを訴えるべきです。そのような行動をはたしてこのドライバーはしているのでしょうか。おそらくしていないでしょう。自分勝手なドライバーの典型的な例だと思います。しかもそれが内部の人だとは・・・甚だあきれてしまいます。

近頃、交通事故が増加しています。これは一概にドライバーにだけでなく歩行者にも責任がある。これは事実です。私もドライバーなのでよくわかります。しかしながら、なんだかんだいって、事故が起こったらやはり車が悪者になってしまいます。このドライバーも○○だろう運転ではなくて、○○かもしれない運転をぜひとも実践してほしいものです。事故はいつ何時やってくるかわかりません。そうすれば、無駄な労力など要せずにすむわけです。

そして、歩行者や自転車もしっかりと交通ルールやマナーを守って行動する。双方の注意が必要だと思います。

今回のように一方的に怒るというのは私は甚だどうかと感じました。また、このような事例で女子学生に誠意を求めるのは私は、「八百屋に行ってさんまを買おうとするようなこと」だと思います。

つまり、怒りの矛先を女子学生に向けるのではなく、どうしたら安全運転ができるのか。どのように運転したら安全なのか。こちらを考えるべきではないかと。身内の人ならなおさらです。大学内の状況はわかっているわけですから・・・

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