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中学3年間ずっと白組だった。そしてずっと応援団だった。ニッシーにとって白組というのは当時はリベンジにかけていた貴重な組だった。

100メートル走で、入賞を逃した。
親子2人3脚では見事2位に入った中学1年。

中学2年から応援団そして白組勝利に力を入れた。
どの競技も順調に進んでいた。
白組がリードしていた。
最後の紅白リレー、この時点で白は大量リード。
赤組が1位、2位を独占しなければ白組の勝利は確定する。
誰もが勝利を確信した。
ゴールしたとき、白は1位だった。
やった!優勝だ。誰もがそう思った。しかし・・・審判長が言った。
「白はバトン渡しのときにオーバーゾーンがありましたので、失格とします。」
みんな呆然と立ち尽くした。
声が出なかった。
もうすぐで手に届いた勝利だった。しかし、つかみ損ねた。皆うなだれた。

中学3年。ニッシーはまた白組だった。去年のリベンジを果たす。果たしてみせる。意気込んでいた。

しかし、結果は散々。赤が大量リードだった。
そして、騎馬戦がやってきた。
ここで、白が勝たないと赤の勝ちが決まってしまう。
皆真剣だった。
この騎馬戦は大将騎戦。大将が倒れた時点で勝負は決する。
試合は1回勝負。
試合前大将を囲んで作戦を練った。
試合が始まった。
絶対に負けられない。
大将を守らなければ。
皆大将の周りを取り囲んだ。
そして、思いが通じた。赤の大将が倒れた。
白が勝った。
その瞬間、ニッシーは泣いた。嬉しかった。
首の皮1枚残った。
結果は散々だった。しかし、良い思い出になった。


あれから、6年。いまだにこの時期になると当時の体育祭のことを思い出す。ニッシーの中での白組への思いはまだ続いている。

【注】この話はニッシーの実体験を元にしてかかれたものです。

久しぶりに作ってみたテールライト体育祭編。いかがだったかな?(笑)

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