自己満足

2002年7月10日
自己満足でいいのか?最近思ってきたきたことの1つである。

例えば、ニッシーは現在野球の審判をやっている。今年で5年目かな?結構やっています。はじめは、もちろん自己満足でした。自分でやってて楽しいし、楽しければそれでいいと思っていた。

しかし、最近はなんか考えが変わった。さすがに5年もやっていると色々なものが見えてくるわけで、審判の名誉と権威を守るにはどうしたらいいか?野球の審判というのはルール上では、審判の判定には異議を唱えることは許されないと厚く保護されている。なので、本来ならば審判というのはコーチや監督よりも上の立場の人間でなのだ。

しかし、実際は違う。何試合も試合を経験してきて実際に試合をつかさどっているのは監督、コーチであり、審判はただの記録係に過ぎない。このように感じてきた。なので、審判に対するクレームというのも日常茶飯事に行われているのが実情だ。日本の文化といえば文化なのだろう。しかし、それには限度がある。審判にクレームばっかりをつけていたら試合は成り立たないし、時間がかかってしまう。

審判の名誉と権威を守るためにはどうしたらいいか?それには、まず自分の判定に自信を持つこと。これが大切だと思う。自己満足だけだとここまではやしえない。本当に満足だけ、自分の思ったとおりに出来たからそれでいい。そうなってしまう。そうではない、それだったら、自分で趣味でどこかの野球場に行って「審判やらせてください」って言ってやればいい話だし、自分で勝手にやってればいいと思う。そう、自己満足だったらそれでいいのだ。

しかし、今は少し違う。自己満足はもちろん大事だけど、それよりも大切な自信を持つこと、訓練をしっかりとつむこと。それを日々継続することによってそれが次第に審判に対しても名誉と権威につながっていくのではないかと私は思うのだ。

お店だってそうだと思う。例えば、食べ物屋さんを例にとったときに、自己満足だったら自分の腕で、料理を作って「はい、おしまい。う〜ん、よくできたね〜!」で終わってしまう。だったら、自分の家で趣味で料理を作っていればいい話だ。わざわざ、お店を開く必要はない。そうではない、もちろん自己満足は大切だが、お店にとって大切なのはお客様。お客様にとって、お客様に喜ばれる、足を運んでいただけるにはどうしたらいいのか?どのような料理を作っていけばいいのか?この考えがあるとないとではお店の雰囲気ががらっと変わると思う。

アンケートを取ったり、自家に意見を聞いたり。お店側の判断だけでやっていたらなかなか良いものは生まれてこないと思う。そこに、自己満足をこえた何かがあると思う。

自分たちのやりたいように、自己満足で行うのももちろん大切だ。それが出来たならば、もう少し視野を広げて今度は、どのようにしたら相手に喜ばれるのか?どのようにしたらさらにいいものになるのか?これを模索するのもいいと思う。

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