ニッシ−は、よく意味もないのにテレビのチャンネルをぐるぐる回していたりすることが多い。でも、大体見る番組は決まっている。朝、5:59〜7:00は『じぱんぐ朝6』7:00〜8:00は、『ズームイン朝』8:00〜10:00(一応)は『とくだね』を基本的には、見ている。ただ、その日の企画がつまらなかったりあまり興味がない企画だったりすると恒例のチャンネル回しをやってみるのだ。今日も、とくだねにあきてきたのでチャンネル回しをやってみた。そしたら、たまたまつけた番組が『ルックルックこんにちは』の女の、のど自慢だった。

これは、タイトル通り女ののど自慢なのだが、その人が歌う前にその人のエピソードが映し出される。今日の1番に歌った人。はっきりいってすごいと思った。彼女は昭和56年の1月生まれ、早生まれなのでニッシ−より学年は1個上だが同じ年に生まれている。彼女は、中学生の頃から、不良仲間達と遊び親にもよく反発していた。高校に入学するが1年の2学期頃から不登校になり、不良グループ達と遊んだり、その辺をぶらぶらしていたらしい。彼女は、退学届を提出したそうだが受理はされなかった。担任だった先生が、「お前の将来どうするんだ」と退学をひきとめたらしい。

彼女は、家でも母親にわがままを通すなどの生活をしていて親や学校に多大な迷惑をかけたそうだ。そんな彼女を説得したのが母親だった。母親は、ある日突然娘の首をしめ娘と一緒に心中をはかろうとしたのだ。結局それは失敗。その後、母親は家を出て行く事になった。彼女はこの出来事をきっかけに、自分のわがままに反省し高校にもきちんと行くようになったという。しかし、今まで高校に行っていなかったので成績の方は、1年の頃は最下位だったという。その後、彼女がどれだけ頑張ったかニッシ−はわからないが、よほど頑張ったのだろう。高校3年の1学期には学年で2番になったという。そして、今は東京理科大学に在学中だそうだ。

そして、彼女は今教師の道を目指しているという。ニッシ−も今現在一応、教師という道を目指している。それ以外にも色々とやりたい事はあるが現段階では、教師になりたいという夢がほかの夢に比べると大きい。ただ、ニッシ−は最近思うのだ。果たして俺は教師に向いているかどうか?今回の彼女の出来事を見て少し思った。いや、大学に入ってからその事を疑問に投げかけていた。ニッシ−ははっきりいって他の人より人生経験はないと思う。本当に今まで、良しとされている環境の中で育ってきた。いじめ、不登校などの、登校拒否等今、いわゆる教育現場で抱えている問題に遭遇した事がないのだ。

教師という仕事は、授業を教える事はもちろんだが生徒達を正しい方向に進ませなければならない。また、悩み事や相談にも応じ、生徒1人1人と十分に接しまたは、クラスという1つの輪というものを築かなくてはならない。時には、楽しく。そして、時には厳しく。ニッシ−に今欠けているのはこの厳しくという部分だ。ニッシーは争い事というのをあまりやりたくない。また俗に言われている変な人とはかかわらないようにしてきた。ただ、教師という仕事についたらそのような生徒も当然出てくるに違いない。ニッシ−の今思っている生徒達だけではもちろんないだろう。その人達と一緒にいかにして接しそしてどう振り向かせるか?

この事を考えた時、1つの参考になるのが今まで自分が生きてきた生き方だと思う。自分がそのような経験をしてきたら、その経験をもとに少しはアドバイスが出来るだろうし的確な指示が出来ると思う。だから、教師は年月を重ねている教師の方が色んな生徒を見てきたと思うのでそういった経験は豊富だ。ただ、若い教師はそのような経験はもちろんない。そこで、自分が今まで歩んできた経験を参考に生徒達にアドバイス等をする事もあると思う。彼女にあってニッシ−にないものはまさしくこの経験という部分だ。

そしてそれらを考えた時、ニッシ−はもしかしたら自分は教師に向いていないのではないか?と疑問を投げかけるのだ。今、日本が抱えている教育問題。この問題に対して、ニッシ−はどう接していくか?その能力がニッシ−には他の人と比べて乏しいと思う。そしてそれらが分かり、きちんと生徒達全員と接する事が出来た時、これぞ本当の教師だと思う。もう少し、ニッシ−が教師になったらのことについて考えてみようと思う。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索